「人事を尽くして天命を待つ」松下幸之助一日一話 PHP綜合研究所
最近仕事で嫌なことが続いているので、こんな時はそれを乗り越えるきっかけになるかと思い、本を読む癖が付いています。
以前に松下幸之助さんの本をいろいろ購入した中で、この本は結構気に入っています。
その名の通り、1日1話が掲載されています。
パラパラと見ていると、2月21日にこの言葉がありました。
話は横道のそれますが、この言葉にはちょっと思い出があって、小さい頃、「トップをねらえ」というアニメの中で人類最後の希望として木製爆弾を作ったんですが、完成時にその製作責任者が部下にこうしゃべっていたんですよね。そのアニメのシーンもこの言葉にぴったりで今もずっと心に残っています。
さて、本題の松下幸之助さんの話ですが、これが本当にいい話なんです。
「「人事を尽くして天命を待つ」という言葉がある。これは全く至言で、わたしは今も自分に時どきこの言葉を言い聞かせている。」
「日常いろいろ面倒な問題が起きる。だから迷いも起きるし、悲観もする、仕事に力が入らないこともある。これは人間である以上避けられない。しかしその時わたしは、自分は是と信じてやっているのだから、あとは天命を待とう、成果は人に決めてもらおう・・・こういう考え方でやっている」
「小さな人間の知恵でいくら考えてみても、どうにもならない問題がたくさんありすぎる。だから迷うのは当たり前である。そこに私は一つの傍観が必要だと思うのである。」
自分が是と信じてやる。これですね。しかし、是と信じてできているのかと迷う時もあるし、状況に流されてしまっている時もありますが。
自分は是と信じてやる。あとは、天命を待つ。
「人事を尽くして天命を待つ」という言葉を時どき自分に言い聞かせる。
こうありたいです。